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森を歩けば熊に会う

 今年は熊が出ることが多く、山で木の実やきのこを探すことも、いつ熊に出合うかと思えば消極的になってしまいます。
 仕方なしに棚田の道を散歩していますと森の中の別荘の住人と出合いました。森の中より見通しのいい安全な田んぼの道へ出て来たのです。
少しだけ山栗の実と食べられないきのこも取っていました。

 このごろは森に住むのも注意がいります。別荘のある森を北に抜けると、妙高山に近いところに少し拓けた田畑に出ます。そこで少しだけ野菜を作っているのですが、熊が出るので今年は休耕しました。来年はどうなるかわかりません。
畑のまわりに身の丈を越すすすきが生えているので熊がどこから出てくるかわからないのです。
 誰々がきのこを採ったとうわさを聞いても気軽に森の中に入れなくなりました。
  
 今年はどこも木の実は不作です。
庭の水楢はほとんど実を落とさないし、いつもたくさんの生産量を誇るわが家の前の一本の栗の木も今年は例年の30%ほどの出来でした。
栃の実もゼロに近い状態です。熊の好きなブナの実もそうです。

 山に雪が積もるまで、多くの森のけものたちはどの様にして食料を確保し、体力をつけるのでしょうか。


    ふれ合える稲の穂波に沿い歩む
          老いたる農夫の菅笠古し


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# by bon.neige | 2007-01-22 17:19 | オーナーのエッセイ

枝豆畑を荒らす猿

枝豆畑を荒らす猿_b0066367_1774774.jpg 八月はカンカン照りで、いつ雨が降ってくれるのか、待ちつづけていたのに九月は雨つづきで梅雨のような日ばかりでした。
 森の木々も八月末には紅葉を始めたものもありましたが、雨のおかげで思い直したように紅葉を止めてしまいました。
 畑の作物も水不足で弱っていたものが回復をはじめました。キュウリ、トマト、ピーマン、人参などです。モロッコインゲン、山芋などは乾燥のため葉の繁茂が少なく、今年は不作です。
 虫に食われて、どうなるかと思っていたバジルは予想をはるかに超えて草の中からぐんぐん成長してきました。
 草に埋もれていたおかげで暑い夏を弱らず越せたのは、シベリア原産と言われているビーツです。
 畑は暑さや乾燥や多雨の影響のほかに、数年来猿の被害が増え続けています。去年は大根、かぶ、大豆、今年はイチゴ、トウモロコシ、です。
 もうそろそろ実が入っているかと、一株に十莢ほど、まだ十分に実が成熟していない豆を上手に食べて、株の根元に豆がらをていねいに置いてありました。数十株ほどです。
 ひょっとしたら缶ビールで乾杯しながら宴会をしていたのではないかと思ったものでした。

     ブルーベリーを
          食い散らかして去る鳥の
               それも許せり気弱くなれば

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# by bon.neige | 2007-01-22 17:08 | オーナーのエッセイ

スイカ恋しや

スイカ恋しや_b0066367_1752546.gif 少々おいしくなくてもスイカなら食べてしまう。先日も連日の農作業で、ほとんど熱中症的な身体になってしまったので、大量のスイカを食べました。食べた途端に体の調子が良くなったのは、やはりスイカの効果なのだと私は思っています。
 ちなみにそのスイカはスーパー○○で買って来たもので、予想にたがわずまずいものでした。おいしいから食べるのではなく「薬」なのです。

 以前、七月から九月までの二ヶ月あまり朝夕、食前にスイカばかり食べていた時期がありました。
 毎日食べなくなったのは、朝夕涼しい高原に住んでいることと、おいしいものに出会わなかったことが原因です。
どこかにちゃんとしたスイカの産地があるそうですが、まだ出会っていません。  
スイカにかぎらず、店で売っている果物の味がわるくなったような気がするのです。粗悪品と言うのでしょうか。
 初夏、奈良の山の中から送っていただいたスイカが晩夏になっても、そのおいしさが舌に残っているようなものでした。
 そして暑すぎて出来がわるいとことわりをつけていただいた直江津のスイカも満足できるものでした。

     トマト メロン
        キュウリ スイカは盛りなり
           土乾きたる猛暑の畑に


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# by bon.neige | 2007-01-22 17:05 | オーナーのエッセイ